今日、本棚の整理をしていたところ、片隅に埃を被ったハチドリの写真集を見つけました。もう二十数年前にアメリカで購入した小冊子です。何でこんな写真集を持っているかというと、ミシガン州の北の方で生まれて初めて本物のハチドリと出会い、あまりに小さくて可愛らしい姿に惚れ込んで思わず買ってしまった本だと記憶しています。(著者:Norma Lee Browning & Russell Ogg)
ゴルフ場のレストランの庭先だったと思いますが、写真のような専用のバードフィーダー(餌台)がいくつか軒先に釣り下がっていたところにやって来たハチドリと遭遇したんです。体長は確か7,8cmくらいだったでしょうか、それこそ高速で蜂の様に羽ばたいているので、大きな蜂が飛んでる!、ぐらいにしか見えないのですがよ~く見ていると鳥なんですね・・・
ハチドリは英語名でハミングバード(Hummingbirds)とも呼ばれ、アマツバメ目ハチドリ科の鳥の総称です。全長は種類によって 5~24cmでありますが、大抵は10cm前後だそうです。実は昨年11月の暖かい日に近所のホームセンターの花鉢売り場でこのハミングバードを目撃したのです!日本にもいるんだなぁ、などと思いつつ、それ以来今日までずーと気になっていました。
で、調べました!日本にはハチドリはいません!「じゃぁ、この前見たのは?」
残念ながらオオスカシバという蛾の仲間らしいのです。うぐいす色の太い胴体と透明
の翅を持ち、全長は50mmから70mmくらい。まさにハチドリサイズです。餌はハチドリと同じく花の蜜で、オオスカシバの口吻は20mmほど。深い構造をもつ花からは蜜を吸うことができないらしく、ニチニチソウのように平べったい花に寄って来るのだそうです。