桃の花・・・

今年は冬らしい冬が無かったですね。冬と思えぬ温暖な気候のせいなのか、桜も既に散り始めています。数年前山梨へ桃の花見に出かけた時は桃の開花が遅れて桃と桜が一緒に楽しめたのですが、今年はどうだったのでしょうか?コロナの影響もあり自粛モードの今年は、残念ですが桃も桜も写真で我慢、我慢・・・です。

 

 

最近気になること・・・その2

lockdown今日ニュースで小池都知事が今後コロナ感染状況によっては最悪首都封鎖の事態も有り得る、と報じられておりましたが、一般都民の反応としてSNSコメントの一部が紹介されました。その1つに「首都封鎖なんて言葉、はじめて見た」という行がありまして、そのコメントを見たときに何となく違和感を覚えました。

首都封鎖という映画にもなりそうな強烈な語句はさておき、コメント中にあった「言葉を見る」という表現について私の感想を述べさせて頂きます。古い人間だとお思いでしょうが・・・私は言葉は見るものではなく聞くものである、と解釈しております。
恐らくこの場合は、「(首都封鎖と小池知事が言っているのをニュースで)見た」或いは
「(何らかのメディアで首都封鎖というテロップを)見た」という事なんだろうと思い、
そうであれば特に取り上げる必要もなかろうか…とも思います。

ネットやスマホを介して会話する世代の人からすると、言葉はやはり見るものなのかもしれません。口語については文化・風習等の移り変わりで変化していくものであろうし、当然といえばその通りなんです。ただ、頭の固い古代人?としては、やっぱり違和感があるんですねぇ・・・

その他、未だ違和感のある言葉としては、
・ぜんぜん大丈夫!
・最も~のひとつ
などがあります。「ぜんぜん」は否定するときに使う言葉ですが、現在はこの使い方は肯定されているようですし、「最も~のひとつ」は使い方として間違ってはいないそうです。理由は欧文の和訳の関係だとか、日本語で名詞が複数とも取れる場合こんな使い方も許されるのだとか、いろいろです。

こんな風に感じているのは、型から外れると不安に感じる・・・ビビリ屋さんの私だけ?

缶バッジ・・・

03このところ世間(世界)を騒がせているコロナ肺炎。とりわけ気になったのが咳に関するトラブル。先日ぜん息について投稿しましたが、ぜん息やアレルギーで出てしまう咳は経験した方はお分かりでしょうが、咳き込み方がハンパではないんです。このご時勢周りの方のお気持ちも察するんですが、この咳、我慢しようにも出来ないのです…
発作的に起こるもので、胃が裏返ってしまうと思うほどむせ返ってしまいます。時には戻してしまう事もあるくらい。

そんな中で「ぜん息」や「アレルギー」の方用に、キーホルダーや缶バッジが販売されている事をニュースで知ったのですが、今更入手しようとしてもどこも売り切れ。別に周囲の方に識別して貰うだけなので名刺の裏にでもマジックで書いて名札に入れて使えば良いのですが、この手の問題はやはり美しく・クールに・可愛いらしく表現したほうが受け入れられやすいかとは思います。

04で、思い出したのが大昔に自分のホームページの切り番(今は死語?でしょうか、訪問数を表すカウンターの数字が、例えば10000とか切りの良い番号のこと)の記念品にホームページのロゴなどデザインした缶バッジを作ろうと思い、缶バッジを自作できるおもちゃ「カンバッジグー」を買ったことを05思い出しゴソゴソ押入れの奥を探してみたら、ありました!カンバッジグーが!
かれこれ20年近く前のものではないかと思いますが、まだ一回も使っていないのでとっても古い新品ということになりますね。

付属の缶バッチベースをみると、まぁ小さいこと・・・直径で25mm位、デザインできる部分は20mm程です。確かにこれで「ぜん息です、うつりません」の缶バッジは自作06できますが、果たして周囲の方に分かっていただけるでしょうか?

 

歩行補助具について・・・

高齢化が益々進む中、老老介護という現実に直面するのも稀なことではありません。現に高齢の旦那様に高齢の奥様が付添い病院を受診する、というお客様も多々存じ上げております。こうしたお客様においては、ご利用者以上にお付添いの方への介助・見守りの比重が自然と高くなります。このような時は車椅子やストレッチャーご利用者よりも先にお付添いの方の見守り誘導を優先して行い、安全を確保してからご利用者の昇降介助を行うように心がけています。加齢や怪我などにより、立っている時や歩いている時のバランスが悪くなったり、長距離の歩行が困難であるお付添いの方の為に、弊社では歩行器や杖をご用意しております。

歩行器や杖を使用することにより、歩くことが楽になり、歩行距離を延ばすことや歩行速度を早めることができ、通院時のお付添いの負担を軽減することになります。お付添い以外でも、普段の生活においても今まで家に閉じこもりがちだったのが、杖などを使う事によって外出するのが楽しみになることかと思います。
杖や歩行器には種類も多く、身体の状態により使用するタイプがありますので、ご自身で購入、またはレンタルする際には、より適したものを選びたいものです。最近は機能だけでなく、色々なデザインのものがありますので、ご自分の生活シーンに合ったものが選択可能です。

☆一本杖☆
家の中の生活は自立していますが、外出するのがちょっと不安な方向け。
グリップ部分を握り、杖の先を地面について歩きますが、特別な扱いは必要ないため初めて使用する人もすぐに慣れることができます。シンプルな形状で比較的軽量のため高齢者が持ってもそれほど負担になりません。持ち手(グリップ)が一般的なL字(ステッキ)型や体重のかけやすいT字型 があり、携帯しやすい2折や4折のタイプ、身長に合わせて長さ調節可能なもの、先端に滑り止めゴムや自在ゴムが付いたもの、軽量なアルミ製などがあります。

☆多脚杖☆
一本杖では足元が安定しない、脚力が低下している、という人におすすめです。杖先が多点で安定しているため、姿勢が悪い人や、背骨が曲がった人にも適しています。自宅内や施設・病院内の移動がメインの方向き。
地面と接する杖先が1点であるT字杖に対して、杖先が3点、あるいは4点の杖で、支えてくれるポイント(支柱)が多く、安定性が高いという特徴があります。多脚杖は段差のない平らな場所(病院や介護施設)などでは非常に便利ですが、段差のある屋外では不安定になりやすく、かえって転倒するおそれもあります。使用する場所や環境を考慮しましょう。
○杖ステッキなんでも情報館

☆歩行車(シルバーカー)☆
私もこの投稿をするまでシルバーカー=歩行車と思っておりましたが、実は、シルバーカーは歩行にあまり問題のない方が利用することが多い様で混同されがちです。構造的にもまったく異なりますのでご注意下さい。ちなみに歩行車は介護保険適用されますが、シルバーカーは介護保険適用外となるそうです。
歩行車は歩行器の一種と分類され、さらに屋外用が歩行車、屋内用が歩行器と区別されているようです。歩行器・歩行車は、歩行時に支えが必要な方が歩行補助として使用します。製品に体重を預けてもいいように、フレーム構造や重量が設計されており、ハンドル形状も基本的にはコの字(U字)型で姿勢を正して歩行できる様になっています。(写真)
一方でシルバーカーは歩行が自立している人が、買い物や散歩などで荷物を入れて移動したり、外出時のお供(休憩する時腰かけとして休む事ができる)などを用途として設計されており、極端に体重を預けて押してしまうと転倒する危険性があります。
○歩行用品の選び方

最近気になること・・・

大したことはない、と軽視されがちな症状の「咳」や「痰」。でもこれが長期間続く場合は要注意です。実は私もその1人でした。昨年当初より出始めた咳と痰。最初はそれほど酷くはなく、咳はコホコホ、痰も少々イガらっぽく痰が絡む程度でしたが、それが半年ほどかけて段々と咳・痰とも頻度及び程度が酷くなってしまいました。昨年12月頃から発作的且つ咽る様な酷い咳、多量の痰が出る始末、今年に入ると咳はさらに酷くなって、一度咳き込むと30分ほど止まらなくなって、呼吸困難に陥るようになってしまったのです。状態として例えるなら溺れている感じに等しいと思います。寝ても起きても息苦しく、呼吸をしているのですが益々息が苦しくなっていく・・・冗談でなく夜中などにこうなると死をも頭を過ぎるほどです。
このような時SpO2を測ってみると86~90位、病院に行くまでは平常時でも93位でし
たので、今から思うと「ヤバイ」状態だったのでしょう。また、階段の上り下りはもちろん、ちょっとした運動(長めの距離を普通に歩くなど)でも息が上がり咳き込んで
しまいます。そんな状況でかかりつけのクリニックの先生が即紹介状を書いてくれて、その足で立川のS病院・呼吸器内科へ直行です。

病院では以下のような検査を行いました。
(A)呼吸(肺)機能検査・・・スパイロメーター
(B)呼吸抵抗測定・・・総合呼吸機能検査装置
(C)気道可逆性テスト・・・気道を広げる「短時間作用性β2刺激薬」を吸入する前後で呼吸機能検査を行い、吸入した後のほうが気道が広がるか(可逆性があるか)を調べます。気道の可逆性はぜん息の特徴なので、ぜん息の診断やほかの病気との鑑別のために行われます。
(D)呼気NO検査・・・呼気一酸化窒素ガス分析装置
(E)レントゲン
(F)血液検査
*(A)(B)の検査内容は同一機器に含まれているかもしれません。

(A)(B)(D)の結果と20年前まではヘビースモーカーだった(自己申告)及び(E)の結果で、喘息とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)が疑われましたが、(C)(F)及び(A)の検査でアレルギー性の喘息であるという診断を受けました。ステロイド薬・β2刺激薬配合の吸入薬(気管支や気道、肺の炎症を抑え気管支を拡張することで、咳や息苦しさなどを改善する薬)を処方して貰い、既に10日ほど吸入してますが、通常の生活動作においては息切れも無くなり、咳も少しずつではありますが軽くなって来ている様に思えます。

色々な資料を読んでいくうちに、ぜん息と併発する病気も多くある事が解り、またそれらが非常に身近である病気だということにびっくりしました。COPDや花粉症、胃食道逆流症、アレルギー性気管支肺真菌症(空気中のカビなど長期に吸い込む事で発症する病気)など、実際過去にかかった、あるいは現在その症状・可能性があるなど、思い当たるものだらけです。さらにハウスダストやカビ臭いエアコン、ストレス、肥満、高血圧など、ぜん息を悪化させる生活環境・要因もガッチリ当てはまっていることも重く受け止めなければならない事項です。

☆今回参照した資料☆
○ぜん息などの情報館

酸素について・・・

街でよく「高圧ガス」というステッカーを貼ったトラックやバンなどを見かけます。これは高圧ガス保安法により義務付けられているもので、この法律は高圧ガスによる災害を防止するため高圧ガスの製造、貯蔵、販売、輸入、移動、消費、廃棄等を規制するものです。しかし救急車や赤とんぼ号のように酸素ボンベを積載した介護タクシーなど、この「高圧ガス」のステッカーは貼っていませんがこれって法律違反?…いやいやご安心ください。高圧ガス保安法では公道における高圧ガス輸送(移動)について輸送する量と種類によって規制内容を細かく定めています。
救急車や介護タクシーが扱う高圧ガスの種類は酸素(医療用)で、積載量は救急車では1500Lボンベ(10L容器)が3本と携帯用に300Lボンベ(2L容器)2本、我が赤とんぼ号(介護タクシー)でも500Lボンベ(3.4L容器)を最大3本まで程度の積載量です。これは高圧ガス保安法内の積載ガス種区分:酸素及び可燃性ガス、積載量区分:微量(容器の内容積が20リットル以下の充てん容器等を積載し、合計が40リットル以下)という扱いになります。このカテゴリーでは、①容器を40℃以下に保持②転落転倒等による衝撃とバルブの損傷防止(内容積が5リットル以下のものは除く/一般には圧縮ガス0.5m3以下の容器)③酸素と可燃性ガスの容器等のバルブが相互に向き合わないようにする、という制限・規制項目が定められているのみです。
従って「高圧ガス」ステッカー表示も免除されているということになるのです。

さて、前記述中の酸素ボンベには酸素が高圧で充填されています。なぜ高圧なのか?ですが、答えは少量の容積(小さな容器)に出来るだけたくさんの酸素ガスを入れるため、高い圧力で酸素ガスを押し込んでいるのです。
我々は普段大気圧力下で生活しています。天候や標高などで差は生じますが、ほぼ1気圧です。酸素ボンベの容器は3.4Lなので、ここに1気圧の酸素があったとするとそれは「1気圧の酸素が3.4Lある」ということです。我々が呼吸する際の圧力は1気圧(=標準大気圧 1atm=0.1MPa =1013.3hPa)で、言い換えれば「吸入できる酸素が3.4Lある」となります。しかしこの量ではまったく足りません。そこで同じ3.4Lのボンベに強い力(高い圧力)で酸素ガスを充填します。現在、未使用の3.4Lの酸素ボンベには14.7MPaという高い圧力で酸素ガスが充填されています。

☆気体の体積☆
・温度一定で一定量の気体の体積Vは圧力Pに反比例する:ボイルの法則
・一定量の気体体積は圧力に反比例し絶対温度に比例する:ボイル・シャルルの法則

前述でボンベに充填された「14.7MPaの酸素3.4L」を「吸入できる(0.1MPaの)酸素量」に換算するとき、このボイルの法則(PV=一定)にて求める事が出来ます。従って、
P(14.7MPaの酸素)×V(体積3.4L)=P(0.1MPaの酸素)×V(求める体積)となり、これを計算すると求める酸素量は499.8L(温度が同じ場合)となります。

実際は気体の体積は温度影響も受けるので、ボイル・シャルルの法則も併せて覚える
必要があります。詳しくはこちらで。
○わかりやすい高校物理の部屋

その他、お役立ち情報は以下の通りです。
○酸素ボンベ残量について:小池メディカル(PDF)
○酸素ボンベ残量計算ツール:CASIO
○圧力単位換算:流体工業株式会社